胎児超音波スクリーニング検査について

検査の目的

胎児超音波スクリーニング検査は、超音波でお腹の赤ちゃんに先天的な病気がないかを調べる検査です。出生前に赤ちゃんの状態を調べることで、必要であれば専門施設ですぐに医療が受けられる体制を整えておくことができます。

検査内容と検査時期、危険性について

超音波スクリーニング検査は、妊婦健診時の超音波検査とは異なり、胎児の全身(脳・心臓など)や臍帯、胎盤などを詳細に観察します。検査時間は約20分を要します。
子宮や胎児は妊娠期間を通じて変化していきます。妊娠中期に分からなかったものが妊娠後期に分かってくることもあります。したがって、適切な時期に2回の検査を受けられることをお勧めします。
妊婦健診と同じ超音波装置を使用します。当院では産婦人科領域超音波検査について関連学会(日本超音波医学会、日本産婦人科ME学会、ISUOG(International society of Ob&Gy)、AIUM(American Institute of Ultrasound in Medicine、WFUMB(World Federation Ultrasound in Medicine and Biology))からの勧告により、ALARA(As Low As Reasonably Achievable)の原則(検査可能な最低限の超音波出力で検査を行うこと)に則って行っております。
尚、検査は助産師(超音波検査士(産婦人科領域))、看護師の2名が担当させていただいております。

検査の利点と欠点

胎児スクリーニング検査の利点は、赤ちゃんの状態をより正確に評価できることにあります。もし病気が疑われた場合は、当院のハイリスク外来(宮崎大学医学部附属病院産婦人科医師の診察)を受診していただいております。
欠点として、超音波検査は、病変の大きさや検査条件による影響を受けますので、病変が小さい場合、赤ちゃんの向き、羊水量、お母さんの体形(肥満)などにより異常があっても、見つからない場合もあります。
また、形態異常を伴わないタイプの疾患がみつかることは稀です。超音波検査は形を見て判断する検査です。そのため、形の異常が明らかでない病気を見つけるのは困難です。例えば、染色体の数異常による病気(ダウン症など)は、超音波検査のみで診断を確定することはできません。また、病気の中には発見しにくい病気もあり、出生後に病気が見つかることもあります。

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予約方法

妊娠18週〜21週頃、妊娠27週〜30週頃、「胎児超音波スクリーニング検査」枠より予約をお願い致します。また、里帰り出産の方は初診時に(妊娠18週以降)、胎児超音波スクリーニング検査の説明を行い同意されれば同日検査を行うことができます。

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